12月 272011
 

以前のエントリで「Thunderbird+Lightning の日本語化。」というのを書きました。 FreeBSD の ports からインストールされる Thunderbird のアドオンとして動作する Lightning は日本語化されていないので日本語化するための方法を書いたわけですけども。

それにしても最近の mozilla は 12 週間に一回メジャーバージョンアップすることにしたので、 Thunderbird をインストールすると Lightning も合わせてインストールできるようになったのは嬉しいんだけど、それにしてもバージョンアップの頻度が高すぎるX-(。

毎回 Windows のディレクトリから手動で持ってくるのはもうイヤだ。ってんで、自動日本語化スクリプトを書きました。以下の URL に置いときます。

http://icmpv6.org/Prog/lightning-ja-20111227.tgz

展開すると二つのファイルがあると思います。一個はシェルスクリプト、もう一個は設定ファイルへのパッチです。

動作については lightning-ja.sh の中を見て頂ければと解ると思いますが、簡単に説明すると以下の通りです。

まず、前準備ですが、既に Thunderbird と Lightning がインストールされている場合、lightning アドオンのバージョンを自動で取ってきます。もし、正しいバージョンが取れないようだったらスクリプト中の lightningversion 変数に指定します。

そしてコマンド実行;-)。

1. mozilla.org の lightning アドオンのサイトに Linux 版を取りに行きます。
2. 取ってきて展開後、中から必要なファイル二つをインストールします。
3. chrome.manifest を更新します。

以上で Lightning が日本語化されます。非常に簡単です;-)。

これだけで日本語化できるので、どなたか ports など作って頂けると嬉しいのですけどねぇ。 japanese/lightning 辺りに。ただ、12 週間に一回 ports を更新しないといけないので誰も ports 作りたくないですよねぇ・・。解ります。その気持ち・・。

Thunderbird の ports のどこかでこれを吸収してくれると嬉しいのだけどなぁ。誰かやってくれないかなぁ・・。

12月 152011
 

廃棄物の中から面白いモノを見つけたのでもらってきちゃいました;-)。

CPU ボード。みてくれはこんな感じです。

IMG_0687_CPUBord_1.jpg

簡単にスペックを書くと、

・x86 互換 CPU Cyrix MediaGX with MMX-S CPU 300MHz
・メモリ SO-DOMM 64MB (SO-DIMM Socket)
・NIC rl0 x2
・USB2.0 x2
・IDE
・SD カードスロット (IDE Slave 2 で認識)
・VGA (D-SUB 15pin)

こんな感じです。製品自体は 2002 年製ですからアーキテクチャ的にはずいぶんと古い部類に入りますね。

それにしても、廃棄物だったので持って帰ってきたのですが、自宅で電源を入れてみるとビッとか音が出て BIOS 画面が表示できたので動くことは動くと思います。

電源は最近よく売っている「IDE->USB 変換アダプタ」に付いてくる、HDD や CD-ROM に接続する AC アダプタの電源で動作したので 12V 5A で OK ってことですね。これは非常に省電力で嬉しい。実は電源の部分が一番の悩みのタネだったのでサクっと起動してくれたのが嬉しかった;-)。

IDE に CD-ROM を接続したり 2.5 インチ HDD を接続すれば OS も起動してくれそうです。スペック自体が低いのでどうしようも無いような気がしないでもないですが、一応 i386 32bit なので FreeBSD なら簡単に動作するであろうと思っています;-)。

こちらが箱です。台湾のとあるメーカのものらしいです。

IMG_0688_CPUBord_2.jpg

CPU ボードのサイズはだいたいはがきのサイズです。なので、 NAS 箱とかに組み込めそうです。PC の 5 インチスロットの中に入れることもできるので 一個の筐体で二つの PC も可能ですね。お。ブレードだ;-)。

ケースがないのがちょっと痛いですが、まぁ、しばらくは遊んでみようと思っています。最後、使う時にはどうしようかなぁ・・。ルータにするには NIC のポートが少ないし、NAS 箱にする感じかなぁ・・。基本的にこーいうのって「OS が起動したー。やったーっ!!」などと NetBSD 的な発想で、そこで終わってしまう感じがしないでもないのでいすが・・f(^^;。

あーしてみたら。こーしてみたら。とか、皆さんのご意見お待ちします;-)。

12月 102011
 

実に一ヶ月ぶりの「CPUコレクション」ですね。前回の Motorola PowerPC G4 Dual で手持ちの UNIX 系の CPU は終わってしまいました。しかし、まだ欲しい、手元に置いときたいモノがたくさんあるので、入手次第随時書き込んでいきたいと思います。

さてさて。今回の掲載は、CPU ではありません。ターミネータです。どうしてこんなものまで集めてしまうんだろうなぁ・・。と、自分でも思うのですが、Soecket もしくは Slot に刺さるものなら何でも欲しい状態に陥っているのでしょうなぁ;-)。

今回は Slot2 PentiumII,!!! Xeon 用ターミネーターの登場です。以前に Slot2 Intel PentiumII Xeon を掲載したことがあるのですが、コイツのターミネーターですね。

Slot2_Terminator_1.jpg

Intel PentiumII,!!! の頃はマザーボードが Dual に対応していてもお金がなくて(もしくは CPU 一個で十分な運用形態) 一個の CPU で運用する場合、残りの Slot もしくは Soeckt にはターミネーターをさして利用していたんですね。そのときに利用するモノで、石は載って無くて回路があるだけ。みたいな感じでしょうか。

シールの部分をアップにしてみました。

Slot2_Terminator_2.jpg

そしてこちらは裏側。

Slot2_Terminator_3.jpg

しかし、Slot2 Xeon というのはひたすら大きい CPU だったんだけど、ターミネーターも大きくする必要あったんかなぁ?あぁ。ガイドの問題で CPU と同じ大きさにする必要があった。というのはあるかもしれないですね。

それにしても CPU と違って持っていてもあまり意味は無いような気がするんだけど、なぜか知らないけど、手元にあるという・・。そして、このようなターミネーター。実はもちっと持っているんですf(^^;;。これから数回に分けて登場していきます;-)。

12月 012011
 

以前のエントリに二回くらい書いているのでのすが、今回は三回目になるかな? mozc の ノラ ports を本日付の最新バージョンにしたものを以下の URL に置いておきます。

http://icmpv6.org/Prog/FreeBSD_ports/ports-mozcs-20111201.tgz

以前のバージョンは 1.1.773.102 ですが、今回のバージョンは 1.3.911.102 になります。だた、どこが変わったのか、いまいち解りません・・f(^^;;。

実は最近、ブラウザに opera を利用するようになったんですね。 ports からの make install も早しい、KDE ライクだし。みたいな感じなのですが。

で、 opera に対して日本語を入力しようとすると Ctrl キーを押した段階で確定してしまうので、それが何とかならないか? とか思い色々調べていたのでありますが・・。

uim-skk でも問題になっているようですね。以下の URL がその参考になるかと思いますが。

http://my.opera.com/japanese/forums/topic.dml?id=950112

この事象は、僕が現在利用している ibus-mozc でも起きていて、なんか回避策はないんかいな? と思い色々調べていたんですけども・・。

とある掲示板には「ubuntu では ibus-mosc で Ctrl キーの制約を受けずに opera に日本語入力ができる。」とあったので、むむむ。とか思い、最新版の mozc の ports を作ってみたんですけどもね。

しかし、結局ダメでした。 mozc の 1.3.911.10 でも opera に対して日本語を入力しようとするとやはり Ctrl キーで入力した内容が確定されてしまいます。残念。ただ、せっかく作った ports なのでここに公開しておきます。

send-pr はしないです。 send-pr してもメンテナが全然全くこれっぽっちも対応してくれないんだもの。

と、いうことで現在は opera で正しく日本語が入力できるように、ubuntu の mozc deb のソース取り寄せてパッチを眺めたりしているところです。まぁ、手元に ubuntu が無いので実際にどういう動作しているのか全くわからないの出ありますがね;-)。

ちなみに opera は www/opera と www/opera-devel の両方を試しましたが ibus-mozc では Ctrl が押された段階で日本語が確定してしまいますね。なので、実際問題として、opera っちゅーのは使えない状態になっている。と、言う感じでしょうか。

11月 142011
 

以前に一回「USB 無線 LAN 色々、FreeBSD で試してみた。」と言うエントリを書いているのですが今回のその続編。二回目です。

今回は FreeBSD のバージョンを 9.0-RC1 にして、新たに購入した機器の動作確認をしてみました。とわいつつ、実は前回も書いているのですが、if_run と if_rum の機器を持ってくればほとんどが動作するんですけどねぇ・・。

今回試した USB 無線 LAN 機器は以下の通り。まずは写真を。

IMG_2549_RadioLan2_1.jpg

順番に見ていくとしましょう。

1. Planex GW-USNano2-G
写真の上のほうにある黒くてチッコイやつです。こいつは FreeBSD で動作しない、ドライバが書かれていない、例の Realtek RTL8192CU を使っているヤツです。またまたま買ってしまい大失敗しました・・。orz。 NetBSD だと動作するんですけどねぇ。

で、今回も ndis でトライしてみたんですが、USB 機器はどうしたら if_ndis に結びつけるのか結局解りませんでした。sys/dev/usb/usbdevs にエントリー書けば良いのかなぁ? ndis での USB 機器の使い方がいまいち解らないんですよねぇ。そんなデバイスは知らん。と言われて ugen にアタッチされてしまいます・・。orz。

2. Planex GW-US54Mini2
これはアキバの某お店で 499yen で売っていたので買ってきて試しました。 FreeBSD では if_rum で動作します。 802.11g でリンクアップするのでこれはまぁ、中々良い感じでしょうか。ただし、今はもう販売終了となっていると思いますが・・。

3. Logitec LAN-W300N/U2
これは FreeBSD では if_run で動作します。けっこう高速で利用できます。続きはちょっと下のほうで書きます。

4. BUFFALO WLI-UC-GNM
これも FreeBSD では if_run で動作します。802.11b/g/n に対応しているので 150Mbps 出る。と言われていますが、そこそこな感じでしょうか。

と、言うことで今回は四打数三安打でした。それにしても最近は ちっこい USB 無線 LAN アダプタが RealTek のだったり Ralink のだったりするので購入する場合にはちゃんと下調べしたほうが良いと思われます。

で、どうして今回、再度の検証を行なったかと言うと、以前利用していた PCI GW-US300MiniW が壊れてしまったので、手持ちであるあるやつを利用し始めたんだけどこいつらみんな遅いっ!! 例えば NFS 上にある動画を再生しようとするとブチブチコマ落ちするし止まるしで到底実用には耐えられない遅さなのであります。

じゃ。ってんで、今回二回目の買い出しに出たのであります。結論から言うは if_run でも通信速度が速いものと遅いものがあります。僕が思うに小さいのはアンテナの影響から来るのか、遅いですね。BUFFALO WLI-UC-GNM は小さくてスルっと収まるんだけど遅いのが難点。
Logitec LAN-W300N/U2 はちょっと出っ張るんだけど、こいつは速いです。WLI-UC-GNM よりも速い。あと、以前使っていて壊れてしまった GW-US300MiniW も大きくて邪魔だったんだけど速かった。

あ、体感的には if_rum よりも if_run のほうが速いですね。まぁ、これはチップとドライバの問題で、当然 if_run のほうが速いのだろうと思いますが。

と、言うわけで教訓。

・if_run を買いましょう。
・300M と書いてあるのは多分速い。けど、その分でかい。
・速さを求めるならでかいのを買いましょう。

って感じでしょうか。デバイスが認識したあとに ifconfig wlan0 の media の部分を見ると良いと思います。

さてさて。どうして僕がこんなに USB 無線 LAN アダプタに凝るのか? と言えば、ThinkPad X100e 内蔵の 無線 LAN カード Advanced-N + WiMAX 6250 が正常に動作しないので USB アダプタに走るのでありました。

が、この間別のエントリにコメントしました<が、Advanced-N + WiMAX 6250 は動作するようになりました。 ここに書かれているように if_iwn.c を改修すると動作します。

それにしてもちゃんと動作する if_iwn はむちゃくちゃ速いです。 802.11n でリンクアップします。実際に計測してみると 24,5Mbps は出ています。すげーーっ(@_o)。けど、しょっちゅう通信が切れるんですよね。リンクの up/down はしないんだけど 30 秒くらい平気で止まってしまい、利用できるんだけど実用には耐えられない。速いだけに非常にもったいない・・。orz

と、言うことで Advanced-N + WiMAX 6250 の次に速いのが GW-US300MiniW、その次が LAN-W300N/U2 です。こいつは 12,3Mbps くらい出てくれます。 WLI-UC-GNM になると if_rum の速い機器と同等程度の速度になりますかねぇ。

あくまでも僕の実測と体感からの感想です。

と、言うことで if_run が今のところは一番良い感じだと思います。利用できるのは当たり前。更に速度を求めるのであればもっと他に色々試してみたいものですねぇ;-)。

11月 092011
 

久しぶりのブログの更新ですね。で、ネタは「CPU コレクション」なわけでありますが。今回登場する CPU は前回に引き続き PowerPC G4 ですが、今回は デュアルな CPU になります。

Mac のアーキテクチャというか、発想はなかなか面白いですね。CPU はボードの上に乗っている。Intel で言うところの Pentium2 みたいな感じで、CPU ボードみたいな雰囲気ですが、なんとそこに CPU をニ個載せてしまうのが Mac のハードウェアですね。

まずは写真を。

PowerPC_G4_Dual_1.jpg

で、こちらか裏側です。

PowerPC_G4_Dual_2.jpg

Mac のハードウェアの言い方はよくわからないのですが、裏にある Socket はシングルもデュアルも共通で CPU ボードをサクっとさし込む。で、その CPU ボードの上には CPU が一個か二個か。ってことになるアーキテクチャですね。

この方法だとメインボードに無駄な CPU ソケットを用意する必要がないのである意味良い方法かもしれないですね。ただ、マシン速度に影響するかもしれませんが。

こちらが CPU コアのアップの写真です。

PowerPC_G4_Dual_3.jpg

上の部分に「Motorola」って文字が隠れていますが、一応は見つけることができます。

さてさて。PowerPC G4 CPU ですが、シングル CPU と デュアル CPU を二つ並べてみるとなかなか面白いですね。ここからはシングルとデュアルを比べた写真を掲載してみたいと思います。

まずは CPU コアの比較の写真。

PowerPC_G4_Dual_4.jpg

左側がデュアル用の CPU ですが、シングルとデュアルで CPU の大きさが違うんですね。これには驚き。作るとき、シングル用でまず作って、そのあと、Apple が 「Dual が欲しい。」と、モトローラに言ったら、出来上がったのは新たにデュアル対応した CPU は大きくなってしまった。ってことなんでしょうかねぇ?

こちらの写真は CPU ボードでの比較です。

PowerPC_G4_Dual_5.jpg

右側がシングル CPU のボード、左側がデュアル CPU のボードですが、大きさがかぁなり違いますね。

この部分は多分モトローラが設計しているのだと思うんですけど、Mac のメインボード部分は Socket で接続されてるので、その Socket 部分が共通であれば接続する CPU は何でも良いよー。って感じなのでしょうなぁ。

以上、実際に調べたわけではなく僕が思ったことをただ単に書いているわけですけども;-)。

PowerPC G4 シングル CPU はずいぶん前に手に入れていたのですが、今回掲載した PowerPC G4 DUal は比較的最近入手しました。ヤフオクで「起動しません。Junk です。」というので 500yen でした。僕自身「動作しない CPU」というのは今回初めての購入かな? 「Junk 扱いです。」って言われているのはいっつも購入しているんですけどね;-)。

それにしてもシングル CPU と デュアル CPU でこんなにも違うのか。と思えた体験ができたので、やっぱり手元にあるのと無いのとではずいぶんと違うものなのだなぁ。と思ったのでありました。

10月 262011
 

ウェブで検索すると、もう既にたくさんの人がこの題材で色々書いているようですね。なのであえて書く必要も無いのではないか。と、ちょっと思うのですが、僕も書いてみます;-)。

ちょっと変わった方向性から書こうと思っています。

まず、xterm とか emacs などは X11 のリソース設定しているのですが、今回はそれについては一切は書きません。コマンドプロンプトから以下のコマンドを投入し、リソース情報を全てさっぱり削除しそこから xterm を起動します。

% xrdb -remove

 
このあと、プロンプトから xterm を起動します。まずはオプション無しで。すると以下のような状態で xterm が起動すると思います。そして jman ls と打った状態です。

xterm-default.png

なお、このブログでは写真のサイズは横幅 500 ピクセルと決めているので、今後は全て横幅 500 ピクセルで表示します。上記のキャプチャのみは横幅が 488 ピクセルなのでちょっと小さめ。

まぁ、半角文字も日本語文字も Fixed フォントで表示されているので一応は無事に起動して、無事に表示できるようです。

問題はここからで、せっかくなので自分好みのフォントを利用したい。はたまた xterm は pango やcairo をリンクしているのでアンチエイリアスを有効にしたい。などと思い、色々な人が格闘しているわけですね。
しかし、全くダメ・・。利用に耐えられない表示のしかたをしてくれます。これについて、皆さん色々書いているんですね。

xterm 自体は X11 のリソースとは別にオプションでフォントを指定できます。~/.Xresources では XLFD でフォントを記述するのですが、 -fa オプションでは fc-list で表示されるフォント名を指定します。

以下、2,3 のフォントを指定したときのコマンドラインとキャプチャを掲載してみます。

-.フォントサイズは 10 で画面の大きさは 80×30 です。
-. LANG は ja_JP.UTF-8 です。

o.メイリオフォントを指定して起動

% xterm -fa メイリオ -fs 10 -geometry 80x30

 
xterm-meiryo_500x400.png

o.Osaka の UNICODE フォントを指定して起動

% xterm -fa osaka_unicode -fs 10 -geometry 80x30

 
xterm-osaka_unicode_500x400.png

osaka_unicode は比較的良い線行っているんですが、もうひといきっ!! って感じ・・。

それにしても皆さん、この表示を嫌うんですな。カーソールの四角は全角四角ちっく。あげくの果てには全角文字の間に半角スペースが入る。非常に横長な xterm の起動画面になってしまう。

ports から xterm を make するときには WITH_WIDE_CHARS=true を指定する必要があるのでこれは有効になっています。そして、xterm でマルチバイト、CJK フォントを正しく表示するためのオプションとしては -cjk_width ってのがあるのですが、この -cjk_width がまるで有効になっていない。と、言うことですね。

いやぁ・・。まいったまいった・・。

UTF-8 を扱う場合、日本語の表示には 4Byte 必要なのだそうで、その影響が出て文字の間に半角スペースが入るとか入らないとか。考えてみると MySQL で UTF-8 を利用すると Key のサイズが既定値未満なはずなのに「キー値が長すぎる。」とエラーになる時があるのですが、その現象とも確かに似ているような似ていないような気がしますね。

で、本当に正しく表示できんのかい?とか思い、自分の持っている(インストールされている)フォント全てを xterm に指定して確認してみました。

% fc-list | wc -l
487

 
ふむ。僕の FreeBSD には 487 個のフォントがインストールされているようですね;-)。では、以下のコマンドを実行してコマンドイメージを出力し、早速確認してみましょう。

% fc-list | awk -F, '{print "xterm -fa \"" $1 "\" -fs 10 -geometry 80x30 &"}'

 
これを | sh -X とかするととんでもないことになるので、5,6 個ずつ起動することにします。

確認してみたところ、有名どころなフォントは全て全滅でしたね。正しい表示を全くしてくれません。
あと、日本語を持っていないフォントは日本語部分は表示してくれない。コード自体を持っていてもフォント自体が無いフォントは豆腐が表示されます。

そんな中、一個だけありましたよ。正しく日本語を表示してくれるフォントが;-)。

% xterm -fa "細明體" -fs 10 -geometry 80x30

 
xterm-03_500x400.png

おぉ。ちゃんと日本語が表示できて、文字と文字の間に半角スペースが入ることなく表示してくれていますね。

「けっ。そんなこと言ったってオメーの持っているフォントだろっ。」とか思うんですが、このフォント名で検索してみると、あややややや? このフォントはフリーなの? (@_o)。
いやね。自分自身、このフォントを、いつ、どー言うタイミングでインストールしたか全く覚えてないんですよf(^^;;。

以下のサイトからダウンロード可能なフォントのようです。

http://ja.cooltext.com/Download-Font-細明體+MingLiU

ダウンロードしたあと、インストールして、そのあと fc-cache すれば利用可能になるかと思います。

ちょっと明朝体チックでそれでいて色が薄いので常用に耐えられるかはちょっと疑問ですが、一応は正しい表示をしてくれてアンチエイリアスが有効になって xterm が起動してくれます。

あと、この 細明體 ってフォントは上記サイトでは「日本語フォント」ではなく「中国語フォント」のカテゴリの中に入っているんですね。 中国語のフォントの中に日本語の文字のパタンが埋め込まれている、なんともすごいフォントなのでしょうなぁ。

と、言うことで、今の段階の xterm は、もしかしたらフォント側で対応できていれば綺麗に表示できるんではないかなぁ。と思った僕の考え、合ってる?

あと、「僕も私も xterm で表示が綺麗になるフォント持っているよー。」ってのがあったら教えて頂けませんでしょうか。等幅ゴシックなフォントがあれば嬉しいなぁ。と、ちょっち思っております;-)。

10月 242011
 

いやね。とあるタイミングで ports を csup したら KDE のバージョンが KDE-4.6.5 から KDE-4.7 系にアップデートしていたので「お。新しい KDE4 がリリースされたっ!!」とか思い portupgrade -arR しようかと思ったのだけど FreeBSD 自体も 9 系が CURRENT から RELENG_9 になったので、せっかくだから RELENG_8 から RELENG_9 にしてしまえーーっ!! ってことで、 NotePC にインストールされている FreeBSD を FreeBSD 9.0-RC1 にしてしまったのでありました。

バージョンアップしたのはデスクトップと NotePC の両方。で、今回の記事は ThinkPad X100e についてになります。

それにしてもこの NotePC、夏はてんでダメですな。温度が上がりすぎて勝手に shutdown が走ってしまう。裏を返すと正常に ACPI が動作している。とも言うんですが、Windows7 なんかは夏場の暑い時期だと起動後五分も持たずに shutdown、FreeBSD でも hw.acpi.thermal.tz0._PSV=80.0C とか設定入れて CPU クロックを落としたりするんだけど、自動 shutdown してしまう。メッセージを出力しつつ・・。orz。

熱い CPU っちゅーのはツライですなぁ・・。

と、言うことで本題の suspend/resume についてですが、以前、一回記事にしていますよね。そのとき試したのは RELENG_8 だったのだけど、今回は RELENG_9 でトライっ!! って感じ。で、見事に supend/resume してくれます。わーーいっ!!

そもそも ThinkPad X100e は無線 LAN カードに if_iwn を利用しているのですが、こいつがまた FreeBSD では動作しない・・。orz RELENG_8 では、以前は一時的に動作していたのに 2011/07/05 くらいに改修が入ってそれ以降は動作しなくなってしまった・・。RELENG_9 でも試したんだけどやっぱり動作しない。

しょーがないので僕の場合、無線 LAN は USB の if_run を利用していたのであります。が、こいつは suspend/resume の時に悪さすることが解りました。

suspend/resume するマシンの僕の環境は以下の通り

0. 僕の環境
・FreebBSD 9.0-RC 2011/10/19 10:00 頃に csup して来たものを利用
・Xorg-7.5.1 + dri-7.6.1,2 + xf86-video-ati-6.14.2
・KDE-4.7.2 しかし、なぜだか解りませんがデスクトップ効果が有効になりません・・。orz

では、実際に suspend/resume する時の手順を以下に書いてみましょう。

1. Xorg の画面を抜ける
X が起動していてその上で動作している端末上で acpiconf -s3 や KDE4 の[スリープ]を押しただけだと suspend はしますが resume してくれません。X を起動している人は Ctrl+Alt+F1 などでいったん X を抜けてコンソールの画面を表示させます。

なお、sysctl にはこれを自動でやってくれる hw.syscons.sc_no_suspend_vtswitch という MIB があるのですが、これが有効になってないんですよねぇ・・。なので手動で X を抜けます。

2. とりあえず無線 LAN の利用を停止する
僕の場合は run0 で認識している USB NIC を引っこ抜きました。その後で acpiconf-s3 とたたきました。すると suspend してくれます。その後、フタを閉じて開くと PC と言うか OS が目覚めるのでリターンキーを 2,3 発叩きます。するとコンソールが現れると思います。sync 連打して無事を確認します。おーー。 resume しましたねぇー。パチパチパチ。

ここで run0 で認識する USB NIC を接続すると無線 LAN が利用できるようになります。後は Ctrl+Alt+F2|3|4 などを押して X を表示させれば無事に X の画面が表示してくれると思います。

RELENG_8 の頃はコンソールのプロンプトが返ってきても X の再表示ができなくて drm.ko が暴走していたんだけど、 RELENG_9 ではそんなことは無いようです。それが大きな違いでしょうかね。

3. USB NIC は実はくせ者?
さてさて、上記 2. で suspend/resume が利用できるようになりました。もう一回、上記の手順で suspnd/resume すんべかと思い試してみると・・。あいや。orz resume は一回限り有効で、二回目の resume ではコンソールが凍り付きますね。

この場合は、無線 LAN の利用をきっぱりとあきらめましょう。一回目の suspend 前に X の画面を抜けた後、USB NIC を引っこ抜きます。その後で if_run を kldunload します。これがミソです。

有線 NIC を利用する場合、つまり if_re を利用している限りでは何回も suspend/resume してくれます(僕が試したのは連続四回ですが;-)。

そう考えると usb か、 if_run のどちらかに問題があるような気がしないでもないですが、今の段階ではカーネルがそれらしいログを出力してくれないのでちょっとまだ原因がわかりません。また、if_run 以外の 無線 LAN ドライバではどうなのか?もちょっと解りません。

もし if_iwn が動作したとしたら、それは多分 PCI バスに接続されているので、なんか動作しそうな感じはしないでもないんですけどねぇ。

以上は、僕が持っている ThinkPad X100e で RELENG_9 な FreeBSD を走らせたときの suspend/resume の動作になります。
けども RELENG_9 も生ものなので今日動いたものは明日は動かないかもしれない部分も多々あるので、今の環境を保持しておいたほうが良いのかなぁ?

どっちにしても FreeBSD において supend/resume したのは実に CASIO FIVA MPC-206 以来の快挙なのであります。嬉しいですなぁ;-)。わーーいっ!!

後はデスクトップ機で suspend/resume してくれるとすんげー嬉しいんですけどね;-)。

10月 152011
 

この間、ちょいとユーラシア大陸のすみっこのほうをうろついてきました。俗に言う「極東ロシア」という辺りですけども。ハバロフスク・ウラジオストク辺りですね。

旅の紀行について別のブログに書いたのでそちらを参考していただくとして、今回の旅では iPhone4 を持っていたのでそのことに付いて書いてみたいと思いますが、ロシアのキャリアには接続していませんf(^^;;。

まず、ロシアに入国したら iPhone4 をただちに機内モードにしました。そして、Wi-Fi のみをオンにして準備完了。ロシア国内、まぁ、ハバロフスクとウラジオストクにしか行ってないのですけども。この二つの場合、泊まったホテルでは部屋の中で無料で無線 LAN が利用できました。なので 3G キャリアには接続しなかったんですけどもね。町中を歩いていると「Free Wi-Fi」って看板をそれなりに見つけるのでまぁ、なんとか大丈夫な感じでしょうか。

で、一番困ったのがバッテリー。今回はロシアのコンセントは持って行ってない(と言うか持ってない;-)ので、電池をたくさん持って行ったんですね。最悪電池で充電しよう。みたいな。

あ。成田に向かう青いスカイライナーは座席に電源コンセントがあって利用できるので日本用のコンセントは持って行くと良いかもしれないです。

と、言うことで今回は iPhone4 の充電についてのお話です。まずは写真を一枚。

IMG_2442_iPhone4_Power_1.jpg

これはアキバで 100yen で買ってきた電池ボックスで USB メスコネクタが付いているヤツです。この電池ボックスと iPhone4 を直接接続して充電を試みましたがダメでした。
iOS4 の場合は 「この機器を利用して充電はできません。」みたいなメッセージが出力されるのですが、 iOS5 では何も表示されないですね。ただ単に利用できないだけみたい。
ちなみに iPhone3G では利用できて充電することができます。

さて。困った。僕は iPhone 用に一個だけバッテリーパックを持っているのですが、それでは到底三泊四日の旅に耐えられはしないのであります。

で、しばし悩みつつも三日くらい過ぎるのであります。もっとでかいバッテリパック買うべきか、ロシア用コンセント買うべきかなどなどと。

ところがパッとひらめきました。それが次の写真。

IMG_2437_iPhone4_Power_2.jpg

USB 電池ボックスでバッテリーパックを充電する案です。これだと iPhone4 の影響を受けずに充電ができそうです。

まず、バッテリーパックを充電します。iPhone4 のバッテリが少なくなってきたら バッテリーパックで iPhone4 に電気をあげます。バッテリーパックが空になったら次に USB 電池ボックスを利用してバッテリーパックを充電します。うひひ。完璧;-)。

次の写真はもっとすごい;-)。

IMG_2439_iPhone4_Power_3.jpg

数珠つなぎとかカスケードとかデイジーチェーンとか、言葉はいろいろありますが、iPhone4 -> バッテリーパック -> USB 電池ボックス と接続して充電をするのであります;-)。

これだと特に機器的な問題も無く電池で充電できるのであります。そして安上がりっ!! おーー;-)。

今回の旅では写真のバッテリーパック一個と充電式単三電池八本持って行きました。これで何とか過ごせたかなぁ。と言う感じがします。

ちなみに充電式電池がない場合でもアルカリ乾電池とかを現地調達すれば良いので、一応無尽蔵に充電はできるような気がします。

僕が今回利用した充電式単三電池での充電ですが、二本利用してだいたい 20% 増えれば良いかなぁ。と言う感じでした。海外では 機内モード にしているので 3G は利用しなかったので iPhone4 自体のバッテリーの持ちが良かったような気がします。

と、言うことで、今回のまとめ;-)。

iPhone4 で利用できない充電用機器でもバッテリーパックに充電しながらだと利用できる。

10月 092011
 

「CPU コレクション」の第46回目ですが、前回からちょうど Mac で利用されていした CPU の掲載をはじめたばかりだったのに 10/06 に非常に衝撃的なニュースが朝一番で伝わりました。jobs がいなくなってしまった。

僕が Apple 製品を一番最初に手にしたのは iPod mini。その後は iPod Touch(1G) -> iPhone3G -> iPhone4。でもって Mac のほうは Mac mini(PowerPC G4) -> iBook(PowerPC G4) -> MacBook(初代 Core2duo 版) -> MacBook (角が丸くなったヤツ)と、それなりに Apple 製品を利用していたつもりだったので、非常に残念でなりません。ご冥福をお祈りしたいと思います。

と、言うことで、今回登場する CPU は PowerPC G3 の次に来ますね。 PowerPC G4。 PowerPC G3 は IBM 製なのですが、PowerPC G4 はモトローラ製のものが Mac で利用されました。アーキテクチャは一緒なのですが、製造メーカが違うと言うことですね。

PowerPC_G4_1.jpg

こちらが CPU ボードの表側。CPU コアの周りにモアモアっとしたものがあります。なので、セラミック上に書かれた「MOTOROLA」と言う文字が見えません。しかし、CPU ボートの隅っこのほうにはちゃんと “APPLE COMPUTER INC” と書かれてるんですな。

こちらは Core のアップの写真。

PowerPC_G4_2.jpg

利用されていた Mac は PowerMacintosh G4/AGP 用らいです。実はこの CPU もヤフヤクで購入しました。 G3 が手元にあるんだから G4 も置いとく必要あるべ。と、言う感じで;-)。

こちらが CPU の裏側になります。

PowerPC_G4_3.jpg

白い部分がソケットになります。 当時の Mac の CPU というのはサードパーティからアップグレードキットとか出ていて、ソケットにサクっと差し替えるとパワーアップできていたんですね。Mac OS 的には 9.4 より以前の OS のバージョンになります。

で、サードパーティから出ていた CPU にはフロッピーが一枚ついていて、ドライバーをインストールする必要があった。そのドライバが MacOS X では利用できなくなって、サードパーティは MacOS X 用も出したりしていたんだけどそのうちにイヤになってやめてしまった(10.2 辺りまではドライバ出していたりしたかな?)。みたいな感じですね。

実は僕も古い Mac を一回使った事があって、友人から 30,000yen で譲り受けた Mac はまさしくそんな感じで。筐体はグレーのヤツでタワー型なんだけど、横がベコンと出っ張っているモデル。けっこうダサい感じだった;-P。

と、言うことで、実は PowerPC の G3/G4 ってのは使ったことがあるわけなのであります。

今後も Apple からすばらしい製品が出ることを切に願うのであります。そして、jobs。安らかに。