7月 282011
 

Mac を持っている人はもう既に MacOSX Lion に update してるでしようなぁ。そー言う僕もリリースされたその日の夜のうちにバージョンアップしてしまいました。でもって使い込んでいるわけですけども。

僕は MacBook を持っているのですが、普段はパタンと閉じて、包丁立てに立てて、ディスプレーとキーボード、マウスを接続して利用しているのですが「Lion ではやっぱり Magic TrackPad だべ。」とか思い、この間の土曜日にアキバで Magic TrackPad を探したのですが、Mac 製品を売っているお店三軒回って在庫ゼロ。

amazonにも在庫が無いみたいだったのでっ!! ってか、な、なんだぁ?! amazon では定価より 1,000yen 高くなっているぞぉっ!! 僕は オンラインの Apple Store で購入したのでありました。

IMG_1451_MagicTrackPad_1.jpg

ちゅーこって、これからの MacOSX Lion はこれを使ってバリバリ楽しむのであります;-)。

と、言うことで、ここから先はまだ日が浅いですが、僕が気がついた点をちょっと書いてみたいと思います。 GUI スゲーゼっ!! とか書かないですよ。それについては他のページを見てください;-)。

あ。自動保存機能は凄いですね。これは本当に凄い。テキストエディットアプリなんかはそのまま終了してしまうと言うか、開けたままで shutdown -r now とかしても全然平気だし、本当に恐ろしい世の中になって来た。と言う感じがします。
PhotoShop とか対応すればもう DTP の人も安心して仕事ができるでしょうね。
emacs なんかは自動保存機能に対応しないと使われなくなっていくんではないかなぁ、と思います。

と、言うことで、まずは IPv6 かなー。
Lion の IPv6 についてですが、Windows と同じ auto config の anonymous なアドレスが付加されるようになりました。なので、IPv6 アドレスは自動的に二個付加されています。すげ。けど、その割りに sysctl で kame のバージョンを見ると以下の感じ。特に変更されてない感じがします。

net.inet6.ip6.kame_version: 2009/apple-darwin

 
それならば、と思い、FreeBSD で言うところの ip6addrctl (8) は実装されたのか? と思いきや、このコマンドは存在していません。ありゃりゃ。ip6(8) で IPv6 のオン/オフ と ip6config(8) ってコマンドがあります。

あと、ネットワークインターフェースとしては p2p0 なんてのが増えました。sft0 ってのは SL のころからあったかなぁ?覚えてないや。

と、言うとこで、ソースアドレスセレクションについてはどんな動作になるんだろう?相変わらずロンゲストマッチかな?

次、開発環境である Xcode について少々。
Xcode 自体は App Store から無料でダウンロードできるのでそのままインストールすれば例のごとく /Developer/SDKs/MacOSX10.7.sdk/ とかインストールされます。

さてと、インストール終わったらからコンパイルするぞーーっ!! とか思っても gcc がまともに動作しない・・。orz。 Lion では llvm-gcc-4.2 が標準のコンパイラのようです。LLVM-gcc ってヤツかいな?初めて使ったよー。って感じです。
で、コンパイルは以下の要領で行う必要があります。

% gcc -mmacosx-version-min=10.7 helo.c

 
-mmacosx-version-min=10.7 無しだと 以下のメッセージが出力され configure さえも通りません。

% gcc helo.c
<built-in>:0: error: Unknown value '11.0' of -mmacosx-version-min

 
default が -mmacosx-version-min=11 で動作している感じですね。僕には SDK の設定などが解らなかったので /usr/bin/gcc は以下のスクリプトにしてしまいした。
#弱いなぁ。とか思うんですけども・・f(^^;;。

#!/bin/sh
llvm-gcc-4.2 -mmacosx-version-min=10.7 $@

 
これで、メッセージは出力されるんですけどもまぁ、なんとかコンパイルは通るようになるかなぁ。と言う感じです。

あ。そーそー。MacOSX Lion は default で x86_64 カーネルが動作するようになりました。 i386 バイナリも動作するんでけすけど、VMware Fusion 2 は動作しませんでした。カーネルモジュールなど全てをキッパリと削除しました。

マニア向けの Lion としては今のところこの辺りでしょうか。僕は epkg のパッケージとか作っているので、開発環境はそこはかとなく利用しているのですけどもね。

今後も引き続きバリバリ利用し、気がついた点があれば書いて行きたいと思います。

あ。最後に一点納得行かない点。

suspend/resume から目覚めた MacBook ですぐにネットワークを利用しようとすると全てのアプリケーションにおいて「接続エラー」と表示されますね。これは非常にやってらんない。resume 後のネットワークの初期化が上手に動作してないでないの?って感じ・・。それがちょっと納得行かない・・。

7月 202011
 

KDE4 のアプリケーションの中で Twitter を表示できるヤツなんかないかなぁ。と探し回っていたら Choqok というのが見つかりました。ports 的には www/choqok になります。Makefile を見てみると KDE micro-blogging client と書いてありますね。

で、実際に make して起動すると、ふむ。Twitter クライアントとして利用できるようです。なので KDE4 を利用している場合には、これを使うことにしましょうかねぇ。となるのであります。

あ。今回は Choqok の設定方法とか使い方については一切書かないです。直感的に利用できるので頑張って設定してください;-)。

で、しばらく使い続けていると、どうも日本語がしっくり来ない部分があるのであります。

Choqok_orig.png

こちらが default の日本語表示。LANG が ja だと ja.po を利用するので日本語表示してくれるようになります。

ただ、MacOSX や Windows、iPhone アプリなどで数々の Twitter クライアントを利用して、それと日本語の表示を比べてみてもしっくり来ない。なのでちょっと po ファイルをいじって見ました。ソースファイル的には choqok-1.0/po/ja/choqok.po ですかねぇ。

改修した後の表示はこんな感じ。あと、キャプチャでは見えない部分の直訳ぎみのヤツもそれらしく直しました。

Choqok_new.png

タブの部分は「タイムライン」とか書くと長くなってしまうので「Timeline」にしました。これとかは他のアプリ作っている人も苦労しているんだろうなぁ。というのが実際にやってみるとわかりますね。なので半角英数字で 「Timeline」て書いた方が短いタブで済む。みたいな。

それにしても「返信」ってのはやっぱり Twitter 的にはちょっと変で「Mentions」かなぁ。みたいな。もとの英文は以下のように “Reply” ってなっているんですが、最近の Twitter では “Mentions” だよなぁ。みたいな。

#: helperlibs/twitterapihelper/twitterapimicroblog.cpp:110
msgctxt "Timeline Name"
msgid "Reply"
msgstr "Mentions"

 
今回改修した po ファイルは以下の URL に置いたので、試してみたいと言う方いましたらちょっとお願いできませんでしょうか。

http://icmpv6.org/Prog/ja.po/choqok-20110613.po

感想やパッチなどを頂ければと思います;-)。

あるタイミングで本家のほうに送ろうかと思っております。 JKUG のほうでもその方向で話が進んでいる感じですねぇ。

7月 112011
 

さてと。久しぶりに「CPU コレクション」です(本当に久しぶりなのかな?)。ここまで Socket7 から始まったオールドタイプの CPU がドドドーっときました。今まででのべ38個。今回が 39 回目ですね。いよいよ Intel の CPU の Sockect370 の最終回です。

今回登場するのは Tualatin コアの Celeron。

Sokct370_Celeron_Tualatin_1.jpg

前回掲載した Tualatin コア PentiumIII と対になる Celeron ですね。

あんまり書くことないかf(^^;;。こっちが裏側。

Sokct370_Celeron_Tualatin_2.jpg

この CPU も会社の廃棄 PC からもらってきたのかな?あれ?この Celeron だけ手に入らなくて、アキバでジャンクを買ってきたんだっけか?

まぁ、どっちにしても製品としてはたくさん出たはずなので色々なところに今でもゴロゴロしている CPU ですかねぇ;-)。

7月 082011
 

なんとっ!! 自宅のネットワーク環境において、無線 LAN 環境のネットワークが二つできてしまい、SSID をネットワーク毎に切り替える必要性がでてきてしまいました。

Windows なんかの場合だと比較的容易にアクセスポイントを切り替えられるのだけど、 FreeBSD の場合は CUI がメインかなぁ。なので「なんか GUI ないかなぁ?」とか思い探しまわったら ports に net-mgmt/wifimgr というのがあったので早速インストールしてみました。

まぁ、QT ベースの KDE4 を利用している僕にとって、gtk ベースのアプリっちゅーのはどうもしっくりこないんだけどもそれはそれしょーがない。 QT ベースのものを利用したい場合には net/wpa_gui ちゅーのがあります。こっちは FreeBSD でインストールされている wpa_cui の GUI 版なんだけど、wpa_supplicant のバージョンがずいぶんと古い。でもって実際に起動してみてもたともに動作しているようにみえなかったんですね。

なので、今回は net-mgmt/wifimgr を利用しました。 ports からインストールして wifimgr と叩いて起動するだけです。コンパイルも早いですしね。非常に簡単。

起動する時に /etc/rc.conf の ifconfig_ をチェックして WPA と言う文字があった場合にのみ起動します。最初、ifconfig_wlan0=”DHCP ssid test” だけしか書いてない状態で wifimgr を起動したんだけど、動作しなくて・・。で、ソースコード見たら WPA って文字をチェックしているみたいだったので ifconfig_wlan0=”DHCP ssid test WPA” とか書いたら無事に起動しました;-)。

起動後は root のパスワードを聞かれ、そのあとで管理画面が表示されます。

スクリーンキャプチャを掲載しようと思ったのですが、表示されているのが SSID とかパスフレーズだったのでちょっとやめました。実際に自分で起動して確認してみてください;-)。

起動したあとは Windows 上でよく見る Wi-Fi マネージャとほぼ一緒です。まだあまり使い込んでないのですが、使い方も直感的で解りやすいです。

新しいアクセスポイントを利用するようにした場合、その設定情報は /etc/wpa_supplicant.conf にダイレクトに書き込まれます。そのあとで「保存と再起動」ボタンを押すと wpa_supplicant が再起動されて指定したアクセスポイントに接続されるようになります。すげーぞ。

以上が動作です。さてと。ソースコードを見てみると po ファイルがあるのでこらー日本語化は簡単だな。とか思い覗いてみると、今のところは英語とフランス語にのみ対応しているようですね。

まぁ、せっかくなので ja.po を書きました;-)。

日本語に対応した ports は以下にあるので良かったら皆さん試してみて頂けませんでしょうか。

http://icmpv6.org/Prog/FreeBSD_ports/ports-wifimgr-20110708.tgz

po ファイルの追加だけなら簡単だっんですけど、 src/Makefile にも手を加える必要があったので新しい ports にしてしまいました。

po ファイルだけは別に切りだしてあって以下の URL にあります。「日本語変だよ。」とか思われた方、改修して頂ければと思います。

http://icmpv6.org/Prog/ja.po/wifimgr-20110708.po

もし、問題がなければ作者さんにメールを送って、実際に ja.po ファイルをソースコードに取り込んでもらおうかなどと思っています。

と、言うことで、wifimgr と言う、GUI インターフェースが利用できる Wi-Fi マネージャなのでありました。ところで、ソースをちろっと眺めただけなんだけど、wlan が 0,1 と複数あったらどう言う動作するんだろうなぁ・・。