1月 102011
 

連チャンで「CPU コレクション」なカテゴリです。お許しください。

いやね。現在掲載中のアーキテクチャは i686 になったのだけど、一個だけ i586 なアーキテクチャの CPU の掲載を忘れていたのであります。なのでそれについて先に書いてしまおうかと;-)。

今回登場するのは TRANSMETA の TM5600 なのであります。FreeBSD でカーネルを make する時には cpu I586_CPU を指定しなければならないのでアーキテクチャ的には i586 に分類されますね。 PentiumMMX とかと一緒。

TRANSMETA_TM5600_1.jpg

この CPU は NotePC からひっぺかしてきました。なので左上がちょっと欠けているのであります。

一時期、誰もが持っていて、そして熱狂していた CASIO MPC-206 に搭載されていた CPU ですね。このブログを読んでいる皆さんも実はその昔利用していたのではないでしょうか。僕の持っていた MPC-206 はいよいよ動作しなくなったので分解して CPU だけ取り出したのであります。

CPU クロックを処理によって可変にする LongRun と言う機能は画期的でした。その後、Intel の CPU も速度可変になったりして省電力化に走っていくのですね。

この CPU は一時期、アキバでバルクのジャンク扱いで新品が大量に出回ったことがあり、一個 300yen 位で手に入れることが出来ました。当然、僕も手に入れていたのですが FreeBSD のコミッタの方が日本に来た時にその方にプレゼントしてしまいました。彼は、make buildworld しているときに MPC-206 の上に本を置いていたらデロンデロンに筐体を溶かしてしまったみたいだったので・・。

と、言うことで手持ちの動作しなくなった NotePC から引っぺがしたんですけどね。こっちから裏側。

TRANSMETA_TM5600_2.jpg

半田とか残っているんですがそのままにしてあります。

ところで、この CPU が出た時期って確か、ライナスがトランスメタに居た頃なんだよねぇ。ある意味懐かしいなぁ。