今までは FreeBSD のパッケージに入っている Canna 版 mule を使用して、僕の昔から使っている .emacs が mew1.06 しか対応していないせいか、mew のバージョンをあげて新しいのを使ってみようとするのですが動かないのでずっと同じバージョンを使っていました。
今回、.emacs を全面的に書き換えて新しいバージョンの mew を使える様にしました。はっきり言ってこの組み合わせ・・。素晴らしいですぅ(^^)。
基本的には自分の FreeBSD 上で make します。適当なディレクトリに溶かして configure --helpとして自分の環境に合うパラメータをセットします。私の使用した、FreeBSD2.2.2-RELEASE のパラメータは以下になります。
---------------- roman# cd /usr/local/src roman# tar xvzfp xemacs-20.2.tar.gz roman# cd xemacs-20.2 --------------------------------
これで多分だいじょぶでしょう。ちなみに FreeBSD2.1.5-RELEASE の場合は --canna-includes が違います。FreeBSD2.1.5-RELEASE の場合は以下になります。
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roman# ./configure --with-canna --with-canna --canna-includes=/usr/local/canna/include/ --canna-libraries=/usr/local/lib --with-mule --with-x --with-xpm --with-gif --debug=no --error-checking=none --memory-usage-stats=no
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さて、ここで問題になったのがインストール時の時に書いていますが、Canna のパッケージの大幅な変更になります。実は私、FreeBSD2.1.5-RELESE でも xemacs20.2 を使用しているのですが、このパラメータをそのまま当てはめて configure して make すると canna の所で make がエラーとなってしまうのでした。canna のインクールドファイルの場所を正しく指定して上げて configure と make;make install すれば OK です。めでたしめでたし(^^)。
最後の三つのパラメータ(--debug=no --error-checking=none --memory-usage-stats=no)は起動を早くする為のパラメータです。これが有ると無しではずいぶんと起動時間が違いますよ(^^)V。
インストール後の環境設定については一番最後に・・。.emacs は用意しなければなりませんからね(^^)。
さて、ダウンロードして来た mew1-92.tar.gz ですが、適当なディレクトリに展開して、make;make install すれば OK です。
---------------- roman# cd /usr/local/src roman# tar xvzfp mew-1.92.tar.gz roman# cd mew-1.92 roman# make;make install ----------------後、コマンドにより mew のソースからディレクトリを一つコピーします。 xemacs 上で使用する xpm ファイルを /usr/local/lib/xemacs のディレクトリにコピーします。
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roman# cp -rp /usr/local/src/mew-1.92/etc /usr/local/lib/xemacs-20.2/etc/mew
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これで全ての環境が整いました。後は、mew を使うにあたり、自分のホームディレクトリの環境設定を行います。環境設定は一番最後に・・。
で、ちょっと試しに起動してみましたが・・。では早速試してみましょぅ。可愛いネコちゃんの写真が出ましたか?うんうん(^^)。
・・・。れれれ? Mew error: とか言って止まってしまった・・。うーーん。
つづく・・。
と、言う事で im-7n をインストールしましょう。97/11/13 現在の最新のバージョンは IM-76 になります。ソースは上記 mew のホームページに一緒に存在しています。
落して来たら適当なディレクトリに展開して、そのディレクトリ内の configure を動かします。
---------------- roman# cd /usr/local/src roman# tar xvzfp im-76.tar.gz roman# cd im-76 roman# ./configure ----------------さて・・。ここでもいっかい「むむむっ!!」なのです・・。im-76 は perl5.004 を必要とします。くーーーっ!! perl5.004_03.tar.gz を落して来て先にインストールしましょぅ・・。 → perl5.004_03.tar.gz (2489 Kb)
perl5.004_03 はこちらもインストールがらくちんです。ソースを展開して、そのディレクトリ内の configure を実行します。configure 実行時パラメータは全て "y" でだいじょぶ。その後で make depend;make;make install すれば OK です。ふぅぅ。簡単で良かった良かった・・。
---------------- roman# cd /usr/local/src roman# tar xvzfp perl5.004_03.tar.gz roman# cd perl5.004_03 roman# ./configure ----------------perl5.004_03 のインストールが完了したので気をとり直して im-76 のインストールに入りましょう。再度、im 展開ディレクトリに行き、configure を実行します。今度はエラーも出ず無事完了します。make はしなくて良く、make install すればインストールは完了です。ふぅぅ。ここまででだいぶディスク容量が食いました・・(-"-)。
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roman# cp /usr/local/src/xemacs-20.2/etc/sample.emacs ~/.emacs
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続いて、mew の、 .emacs に記述する部分を .emacs に追加します。
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roman# cat /usr/local/src/mew-1.91/mew.dot.emacs >> ~/.emacs
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ふぅぅ。これで出来上がりだと思います。
次に im の環境設定をしましょう。im を install した時に /usr/local/bin/imsetup も一緒にインストールしていると思うのですが、こいつを実行します。するといろいろ聞いて来るので自分の環境に合わせて指定します。そうすると ~/.im と言うディレクトリが出来ます。これで環境設定は全ておしまい。
後は実際に mew を使ってテストしてみましょう。変更する場合は ~/.im/Config を変更します。以下、私の使用している .emacs と ~/.im/Config です。参考にしてみてください。
mew のオペレーションはバージョンアップとともにその方法が変わって来ています。詳細は、 /usr/local/src/mew-1.92/info/mew.jis.info* に目を通す事をお勧めします。
使い方は先程の通り、mew のマニュアルを読んで見てください。特にマルチパートメールが届いた時は見るのが楽しみになります。すごく良くできています。くくくくく(^^)。xemacs がちょっと重いけど・・。
所で・・。 .emacs は自分でカスタマイズする事に意味があるかな(^^;;
ちなみに・・。私も im の設定方法は良くわかりましぇーーん・・(^^;;。今、mew なプロジェクトな方々が FAQ を作成してくれています。もう少しまって見ましょう。