「2.2.2-RELEASE のインストールについて」

 特にインストールに付いてはふつーー通りで問題ないです。今回の 2.2.2-RELEASE のインストールメディアは、UNIXUSER 97/8 号の CD-ROM Vol.41 Disk2 です。

パッケージに付いて
 いままでとちょっと変わった所は、パッケージのインストールです。韓国語がバンドルされた為にパッケージの分類がちょっと変わりました。むむむっ!!と思ったのが Canna と kterm です。それぞれ 以下の様に パッケージ名が変わっています。

 ・jp-Canna-3.2.2.tgz
 ・jp-kterm-6.2.0.tgz

 Canna は思いっきりパッケージが変わっています。おかげで後々ずいぶんと苦労しました(^^;;。一応インストール後の Canna のディレクトリを書いておきます。

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/usr/local/include/canna
/usr/local/lib/canna
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roman# cd /usr/local/bin
roman# ls -l canna*
-rwxr-xr-x  1 root  bin   8192 May 17 20:27 cannacheck*
-rwxr-xr-x  1 root  bin  16384 May 17 20:27 cannastat*
roman# cd /usr/local/sbin
roman# ls -l canna*
-rwxr-xr-x  1 root  bin    3508 May 17 20:27 cannakill*
-r-sr-sr-x  1 bin   bin  151552 May 17 20:27 cannaserver*
roman#cd /usr/local/etc/rc.d
roman# ls -l
total 1
-rwxr-xr-x  1 bin  bin  132 May 17 20:28 canna.sh*
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 その昔 2.1.7.1-RELEASE の頃は、/usr/local/lib/canna の中に皆インストールされていました。


/etc/sysconfig が無くなり、/etc/rc.conf になりました。
 ファイル名と書式がちょこっと変わりましたが特に問題は無いと思います。パラメータはほとんど一緒なので手で変更する時もそんなに焦らないと思います。

 一箇所だけ今までに無い概念が採り入れられ、パラメータが増えた様です。

local_startup="/usr/local/etc/rc.d /usr/X11R6/etc/rc.d" # startup script dirs.

と、言うパラメータが増えました。これは、今まで rc.local にブート時に動くデーモン等の記述をしていたのが、SVR4 系の様に /usr/local/etc/rc.d なるディレクトリ内に実行形式ファイルを用意しておけば ブート時に動くよん。と言う、設定の様です。ちなみに新しい Canna はこれによりサーバが起動します。

 私といえば・・。旧体然の様に rc.local に追加してしまいました(^^;。この設定・・。2.2.2-RELEASE ではどっちがよろしいのでしょうか?詳しい方終えてください。


root になろうとするとへんてこりんなメッセー ジが表示される・・。
 su コマンドを実行した時、

login_getclass: unknown class 'root'

 と、表示されてしまいうざったく感じてしまう事が多いと思います。これはどうもインストーラのバグらしいのですが、以下の様にファイルを一個作れば回避できます。話によると 2.2.2-RELEASE から ログイン・クラスと言うのが採り入れられたためだと言う事です。

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roman# cp /usr/src/etc/login.conf /etc
----------------

 これでだいじょうぶ。もうへんてこりんなメッセージは無くなったと思います。ふぅぅ。

 さてさて、最後にちょっとだけおまけです。/usr/X11R6/bin/xload のインストール時に不具合があり、正しく動いてくれません。以下の様にコマンドを打ってみましょう。

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roman# chgrp kmem /usr/X11R6/bin/xload
roman# chmod g+s /usr/X11R6/bin/xload
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 これで動く様になったと思います。これで大体インストール周りは OK かしら。ねっ!!(^^)。


今度のバージョンは日本語でマニュアルが読めるらしい。
 2.2.2-RELEASE から(もしかしたら 2.2.1-RELEASE からかもしんない(^^;)日本語オンラインマニュアルが動き出しました。以下のパッケージをインストールしてあるとその恩恵が受けられます。

 ・jp-man-1.1.tgz
 ・jp-man-doc-2.1.tgz
 ・jp-groff-0.99.tgz

 インストール物はこれで OK。次に環境をそろえましょう。私の場合 tcsh を使っているので以下の様に alias しました。

alias jman 'env LANG=ja_JP.EUC jman'

 LANG 環境変数は netscape とか kinput2 とかでいろいろ使用するので .tcshrc の中で alias 設定しました。この後、kterm の漢字モードを EUC にして、jman man と打ってみてください。日本語のオンラインマニュアルが表示されたと思います。めでたしめでたし(^^)。使い方は、 jman jman と打って見るとよいかも・・(^^;;。


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