最新更新日 2001.07.26.
更新項目  ほんのちょっと付けたし。


XEmacs+Wnn6+mew でメールの送信
 まぁ、FreeBSD の方でも XEmacs ネタは 2 回位書いています。これで三回目ですね;-)。と、言う事でサクサクっと行ってみましょう;-)。

なんか、システムに直に関係の無い部分手抜きチックになってしまって申しわけ有りません。XEmacs の最新版に付いては FreeBSD の方に書きました。そちらも参考にしてみてください。

 今回のお題目は、21.1 系の最新版である xemacs-21.1.14 を使います。これを IPv6 対応して Solaris8 に付いている Wnn6 で日本語が打てる様にしてから mew でメールを書いてみましょう;-)。

 まずは、XEmacs を拾って来ます。普通は、

ftp://sunsite.sut.ac.jp/pub/archives/packages/xemacs/xemacs-21.1/

辺りに落ちています;-)。持ってくるのは

xemacs-21.1.14-elc.tar.gz
xemacs-21.1.14-info.tar.gz
xemacs-21.1.14-info.tar.gz

です。

 この他に、mule パッケージなキットが二つほど必要になります。普通は「スモー」と呼ばれていたりします。これは、

ftp://sunsite.sut.ac.jp/pub/archives/packages/xemacs/packages/

辺りにあります。ここから、

xemacs-mule-sumo-2001-02-04.tar.gz
xemacs-sumo-2001-02-04.tar.gz

と、言うでかいかたまりを持ってきます。 前者は約 4.2MB、後者は 19MB ほどあります(^^;;。

 後、最後に IPv6 対応する為の patch を拾ってきます。これは、

http://apps.v6.linux.or.jp/pub/Linux/IPv6-2/IPv6_Patched_Apps/xemacs/

辺りに有って、xemacs-21.1.8-ipv6.patch と 言う名になります。対応は 21.1.8 となって居ますが、問題なく、21.1.14 にも当たるのでご安心くだされ;-)。

 さ、準備ができたので早速インストールをはじめましょう。まずは XEmacs 本体のインストールです。

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# mkdir /usr/local/lib/xemacs
# mkdir /usr/local/lib/xemacs/site-lisp
# tar xvzfp xemacs-mule-sumo-2001-02-04.tar.gz -C /usr/local/lib/xemacs
% tar xvzfp xemacs-sumo-2001-02-04.tar.gz -C /usr/local/lib/xemacs
% tar xvzfp xemacs-21.1.14-elc.tar.gz
% tar xvzfp xemacs-21.1.14-info.tar.gz
% tar xvzfp xemacs-21.1.14.tar.gz
% cd xemacs-21.1.14
% cat ../xemacs-21.1.8-ipv6.patch | patch
----------------
 さ、一応準備は完了しました。まず、二つのパッケージを /usr/local/lib/xemacs 配下に展開します。その後で make に必要な三つのファイルを展開して、後は IPv6 パッチを適用します。これで準備は整いました。

 この後で、configure してから make しますが、今回は Wnn6 を使う事にします。それにしても Solaris8 では、Wnn のライブラリとヘッダファイルはどこにあるのでしょうかねぇ・・。随分と探しました。ふぅぅ。configure のオプションはこんな感じでどでしょ?

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%./configure --with-gcc --with-wnn6 --with-mule --with-x11 --with-scrollbars=motif --with-dialogs=motif --with-cde --with-offix --with-xpm --with-gif --debug=no --error-checking=none --memory-usage-stats=no --with-site-lisp --without-sound  --site-libraries=/lib/locale/ja/wnn/lib --site-includes=/usr/lib/locale/ja/wnn/demo/include
----------------
 デハッグオプション無し版、ちょっと動作を早くするオプションを付ける事も出来ます。その場合は --error-checking=none --memory-usage-stats=no この二つのオプションを指定して上げるとぐー。

 後は、wnn のライブラリパスの指定と、ヘッダファイルを指定して make してあげましょう。

 さてさて、後は、make;make install で終わりのはずです。では早速起動してみましょう。起動する時には Wnn が立ち上がっているかどうかをちゃんと確認します。無事に起動出来たならすかさず、C-\ と叩いてみましょう。すると、インプットメソッドはなんにするんだ?と、聞かれるので、japanese-egg-wnn と入力する事にしましょう。沢山の辞書を作成するか?と聞かれるので "y" を押し続けます。そして・・。おーー。日本語が正しく打てますか?だったら大正解;-)。良かったですねえぇぇ。

 実は私は canna の人なので Wnn の使い方はまったく知りません。なので、Wnn に付いては何も掛けないのです・・(^^;;

 ただ、Wnn を esecanna サーバで動かそうかな。と思って格闘したのですが、esecanna 対応とする為には、当然、XEmacs に Canna のライブラリをリンクしておかなければならない訳でして・・。

 と、言う事は、Solaris8 に Canna をインストールする必要があるのですが、これがまたベラボーにむづかしいのであきらめました(^^;;。と、言う事で今回はここでおしまい。日本語がネイティブに打てたと、言う事に対して評価しましょぅ;-)。

 ちなみに環境の保存に付いてですが、普段なら、メニューの [オプションズ]→[オプションの保存]を指定すれば、.emacs に保存されるはずなのに保存されないんですよねぇ・・。あれれ。なので、XEmacs を起動する毎に毎回、インプットメソッドで japanese-egg-wnn を指定しなければならない。と、言うちょっと悲しい事ですね。

 それもこれもわらひがうぅんぬを知らないからなんですね。ご了承くだい;-)。

 と、言う事で、どうしても Wnn のカナ入力がしたくていろいろと調べてみたのですが、Wnn6 ってもしかしてカナ入力インターフェースを持ってない?(@_o)。

 いろいろ調べてみると its-kanainput.el と、言うのを load すると良いみたいです。
#私は XEmacs では試してないです(^^;;。

 最近、簡単なインストールとしては、emacs-21.0.98 を利用しています;-)。これはまだリリース前のモノなのでバグも潜んでいるので多くは語れないのが残念です。トライしてみたい人は web なりからいろいろ情報を漁ってみてください;-)。

 emacs-21 では、wnn6 のカナ入力が出来ています。IPv6 Ready だしメールの読み書きもバッチしです。早くリリース版が出て欲しいものですね。

 折角なので、いろいろな emacs 系エディタの configure オプションを羅列しておきます。

 xemacs-21.4.3 の configure です。--with-dragndrop と --with-cde を付けると、CDE 上で DnD が出来る様になります。中々すごいですよ;-)。

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% ./configure --with-mule --with-wnn6 --with-dragndrop --site-libraries=/lib/locale/ja/wnn/lib --site-includes=/usr/lib/locale/ja/wnn/demo/include --with-scrollbars=motif --with-dialogs=motif --with-cde --with-offix --with-site-lisp --with-xface
----------------
 emacs-21.1.98 の configure です。emacs-20.7 に比べると綺麗で、XEmacs の様にやぼったくないです;-P。これには他に、emacs-21.0.9x-lisp.h.diff、emacs.xtar.gz、emcws-21.0.98-20010215 などが必要かと思われます。
----------------
% ./configure --with-wnn6 --with-mule --with-x --with-scrollbars=motif --with-dialogs=motif --with-cde --with-offix --with-xpm --with-gif --with-wnn-libraries=/lib/locale/ja/wnn/lib --with-wnn-includes=/usr/lib/locale/ja/wnn/demo/include
----------------
mew の新機能
 んーー。どうしよう・・。mew の事を書くには結構力が必要なんです・・。簡単に済ませますがこちらもお許しください・・。

と、書いていたのが今年の 2 月くらいのお話です。さすがにこれではまずいだろう。と、言う事で、FreeBSD の方に書きました。そちらをメインに参考にしてみてください。本当に申しわけないです。mew は結局次のバージョンは、mew-1.95 では無く、mew-2.0 としてリリースされました。開発中は mew-1.95b??? として開発されてきました。ここに来てようやっとリリースです。

 mew は、現在のリリース版は Mew1.94.2 ですが、次回リリース予定である、1.95 は 2001 年 2 月 28 日現 在で、Mew version 1.95b109 と、なっています。

 と、言う事で、2001 年 7 月 26 日現在では、mew-2.0 としてリリースされました。たった今リリースされた所です。ぱちぱちぱち。以下、適意 1.95 を 2.0 に置き換えて読んでください。と、言いつつも中身無いですね。やっぱ、FreeBSD の方を読んでください;-)。

 1.94.2 から 1.95 での大きな変更は以下になります。

・IM と決別。これにより、mew 自身が lisp で SMTP/POP をお喋りする様になりました。
・IM が必要無くなったので、~/.im/Config の設定は .emacs に吸収されました。
・mew 専用の設定ファイルとして、~/.mew をデェフォルトで見るようになりました。
・サマリモードがスレッドに対応しました。
・沢山の機能追加と高速化とバグフィックス
・大事な事を書くのを忘れていました。mule-19.34 のサポートを停止しました。

 僕の使っている大きな機能の変更に付いてはそれくらいでしょうか。結構大きな機能が取り入れられているで .emacs(~/.mew) の修正が大変。と、言う感じでしょうか;-)。

 リリースが待ち遠しいですね;-)。で、この章終わりです。ごめんなさい。mew の設定は、mew のホームページに行くと多分サンプルがあると思います。それを参考にしてみてください。

 ちなみに、mule-19.34 は主に FreeBSD の人が packages とか ports で使っているのが多い様に見受けられます。Linux とかは随分前に emacs-20.4 とかに変わっていますしね・・。

 emacs 系のエディタで一番インストールが楽だとなると、XEmacs か、emacs-21 でしょうか。emacs-20.7 は日本語の対応がややこしいので、大変です。


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